無垢材のデメリット

無垢材のデメリット

2017年09月09日(土)6:00 AM
こんにちは、有限会社建築サポートです。
前回は、無垢材の魅力をテーマに、香りの良さや、肌触りの良さといった無垢材の魅力について解説いたしました。
しかし、どんなに優れたものでもデメリットは存在するものです。
そこで今回は、無垢材のデメリットについて詳しく解説していきます。
無垢材のメリット・デメリット両方を知った上で、注文住宅に使用するかどうか決めるようにしましょう。

傷がつきやすい

無垢材の1つ目のデメリットとして挙げられるのが、曲がりや傷が発生しやすい点でしょう。
これが発生してしまう原因は、無垢材に含まれている水分がゆっくりと乾燥するためです。
木材の種類によって、曲がりやひび割れの発生確率は異なりますが、実際に無垢材を使った注文住宅を建てている際に無垢材が割れてしまったり、ひびが入ってしまったりすることがあります。
ですので、こうしたデメリットをカバーするためには無垢材の注文住宅の建設に慣れた業者を選ぶことが大切です。

シミになりやすい

2つ目のデメリットは、傷やしみがつきやすい点だと言えるでしょう。無垢材は、集成材よりも柔らかいものが多く、何かものを落としただけでもそこにくぼみができてしまったりすることもあります。
また、何かをこぼしてしまうとそれが無垢材に染み込み、シミになってしまうこともあります。
こうした無垢材の弱点をカバーする手段として、フローリングの表面の強度の向上を行えるフロアコーティングをお勧めいたします。
ただ、いくらコーティングしたからといっても、あまりに重いものや鋭くとがったものを落とすと傷はついてしまうので、日常的にものをこぼしたり落としたりしないように注意することが大切です。

隙間が発生する

3つ目のデメリットとして挙げられるのが、木材と木材の間に発生する隙間です。これには主に2つの原因が考えられます。
1つ目の原因は、上記で述べた無垢材の乾燥が関わっています。無垢材は、乾燥する過程で圧縮されてしまいます。木材が圧縮してしまうと収縮してしまうので、無垢材と無垢材の間には隙間ができてしまうのです。
この現象は、無垢材だからどうしようもありません。2つ目の原因は、工事によるものです。
無垢材には、吸湿効果があります。吸湿すると何が起こるかといいますと木材自体が膨張します。
そのため、業者の中には工事の際にはあえて無垢材と無垢材の間に少しの隙間を設ける方がおられます。
こちらの場合は、放っておいても問題ありません。前者の場合も、正しい工事手順を行っても起こってしまうので、仕方がありません。


いかがでしたでしょうか? 無垢材のメリット・デメリットをしっかり考慮した上で、注文住宅に取り入れるか考えるようにしましょう。

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