一般住宅における太陽光発電の活用―蓄電池編―

一般住宅における太陽光発電の活用―蓄電池編―

2017年08月22日(火)6:00 AM

 近年、環境にやさしく、売電する事もできる太陽光発電のニーズが高まっています。しかし、実際にどのように太陽光発電、またそれに関連した蓄電池を使うかよくわからない方も多いのではないでしょうか?太陽光発電を上手に活用すれば、家庭での電気代を従来よりも安くすることが可能です。また非常時の電源としても利用することが可能になります。そしてその利用をより便利にするのは、蓄電池の利用です。ここでは、太陽光発電と蓄電池の利用による、光熱費の削減や非常時の備えについてご紹介したいと思います。

 

太陽光発電の利用を考える際、蓄電池について知ることがとても大切です。なぜならそれによって、より賢く光熱費を抑え、非常時のリスクに備えることになるからです。まず太陽光発電について、太陽光発電は太陽光を用いて発電を行います。ここで気を付けなければならないのは、太陽光発電自体には蓄電の能力がないという事です。

なので、蓄電池を用いない場合、日中発電した電力はその時に使うか、もしくは売電をするかのどちらかになります。この場合でも光熱費の削減や、売電による収益は見込めますが、蓄電池を使うことによって、より太陽光発電を効果的に利用することができます。


まず太陽光発電の設置容量が日中の電力のみ賄えるくらいものであった場合、夜間に電気代が割安になる電力会社のプランを使うことによって、より太陽光発電を効果的に利用することができます。この場合、蓄電池が活きてくるのは、電気料金が高くなるが、太陽光発電によって電力がまかなえない朝方や夕方です。電力の安い夜間に蓄電池に充電しておくことで、電力を効率的に朝方や夕方に使うことができるようになります。

 

次に太陽光発電の容量が大きく、日中の電力を売電している場合、この場合も余剰電力を蓄電池にためておくことができます。現在、太陽光発電が普及しつつある一方、新たな問題も起こってきています。それは、天候による電力供給、売電の不安定さです。天気のいい日は多くの人が売電をするので、義務付けられた電力会社はそれを基本的には買い取ります。

 

しかし、天気が良くない日には、電力の売電は起きず、電力会社は別に発電する必要があります。こうしたことを背景に、政府では出力制御を電力会社に認め、ある一定時間に電力の買い取りを無保証で停止することが可能になりつつあります。

そしてこれを解決できるのが蓄電池です。蓄電池を用いることによって、日中使わなかった電力を蓄電しておくことができます。そして、夜間にそれを利用、もしくは売電することができるのです。他の方が売電しにくい時間に電力を供給できるからこそ、売電をする可能性が高くなります。

 

 今回は、太陽光発電と蓄電池の利用方法についてご紹介しました。太陽光発電と蓄電池は、住宅のシステムとして、考えることによって、より効果的に利用することができます。太陽光発電の導入を考えられる際は、お気軽にお問い合わせください。


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