住みやすさとおしゃれを両立!?平屋の魅力3 平屋は本当に高コスト?

住みやすさとおしゃれを両立!?平屋の魅力3 平屋は本当に高コスト?

2017年08月18日(金)6:00 AM

前回、前々回に渡って、平屋の良さをご紹介しましたが、一般的に「高い」というイメージが定着してしまっているようですね。確かに、2階建てで設計した住まいと同じ床面積を平屋にするとなると、大幅に高くなってしまうのは事実です。なぜなら、基礎の面積、屋根の面積、そして断熱の面積が大きくなってしまうからです。
しかし、平屋にすることでコストが上がる面もあれば、逆にコストが減る要素も多いので相殺できるケースも存在します。

 

・2階建てと同じ坪数でなくても広く感じる
2階建てにすると、どうしても階段、廊下、2階のトイレなど、平屋には不要なスペースを確保する必要があります。平屋にすれば、これらの不必要なスペースを確保する必要がないため、2階建てに比べて床面積が減っても狭く感じることはありません。天井を高くできるので開放感があります。これらを踏まえたうえで平屋を作ると、階段面積やバルコニーの費用が不要でシンプルな作りになるため2階建てより資材が少なく済むのです。また、建設時の足場も減るので結果的に安く建てられるケースも多くあります。

 

・バリアフリー化に柔軟に対応できる
家は一生ものの買い物です。歳老いてからも長く住むなら、バリアフリーは避けて通れない問題ですよね。場合によっては子どもが巣立ち、メンテナンスの面からも2階建て、3階建ての家はいらなくなり、減築行うケースもありますが、平屋は最初からワンフロアで生活することができるように設計されています。元からバリアフリーになっているか、リフォームするにしても対応しやすいため、将来的なコストの心配がありません。

・屋根や外壁のメンテナンスが手軽
家には定期的なメンテナンスが必要です。2階建ての住宅では屋根や外壁の高さがあるため改修時などに足場を組む必要がある上に、運搬などの作業も大がかりになり施工費が高額になります。ところが、平屋には、そのようなコストの心配がありません。さらに脚立一つで家のチェックが可能なため、大がかりなメンテナンスが必要な時以外は自分でメンテナンスをすることができるのも大きなポイントです。

 

このように、一生住む家として考えた時にバリアフリーに対応しやすい面や、メンテナンスを節約できる面など、「生涯にかかるコスト」を考えると、2階建ての住宅よりも安く済む場合があります。平屋はコストがかかるから、という理由であきらめるにはもったいないほどのメリットが平屋にはあるのです。ぜひ長い目で見たときのコストを考えてご判断ください。


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