注文住宅を建てる際に知っておきたい専門用語 ~分離発注~

注文住宅を建てる際に知っておきたい専門用語 ~分離発注~

2017年07月16日(日)6:00 AM

これから新しい住まいを建てて家族で新しい生活を始めようとお考えの方もいらっしゃるでしょう。住まいを建てるための工事には2つの発注方式があります。
1つが建設会社に全て一括して発注する「一括発注方式」。こちらは一般的な発注方式でもあり前回の記事でご紹介しました。
そしてもう一つが各種専門の工事会社に分離して発注する「分離発注方式」。
分離発注という言葉はあまり聞きなれない方が多いのではないでしょうか?
今回は「分離発注」についてそのメリット、デメリットを含めご紹介していきます。


・分離発注とは?
分離発注とは、ハウスメーカーや工務店などの元請けの建設会社に工事を一括して任せるのではなく、その下に属する大工さんや電気業者、水道業者などの専門の職人さんごとに建て主地震が直接契約して工事を発注する方法のことです。


・メリット
まず、メリットとしては各業者が直接見積書を提出してくれるため、それぞれの金額を明確に把握でき、緻密なコスト検証が可能になります。また、業者と直接話ができるため、建て主と業者の間で意思疎通がしやすくなります。
良い物を無駄な費用をかけずに作ってもらえるという所が何よりのメリットとなっているのです。

・デメリット
一番大きなデメリットは責任体制がはっきりしないまま、トラブルが発生した時どの業者の仕事によって発生したものなのかわからず、保証が明確に出来ない可能性があるということが挙げられます。
また、各専門業者のスケジュールの調整や手配などの工事管理も分離発注では建て主地震が行わなければならないので、専門知識のない方にとっては大きな手間となってしまうのです。

このように一般的に元請けの建設会社を介さないことによって、経費を削減できることがメリットと言われていますが、経費が削減できると同時に本来建設会社が担っている、工事の現場管理などの役割は享受できなくなるデメリットも事前に知っておきましょう。

分離発注のメリットとデメリットについてお分かりいただけたでしょうか?
メリットとデメリット両方を知った上で家を建てる方式を選ぶのが後悔のない選択につながります。
私たち建築サポートはこの「分離発注」をお客様の家づくりに採用していて、このデメリットの部分を解消できる家づくりをサポートしております。
「こだわりの注文住宅を建てたいし、工事費がどこに使われているのかも明確にしておきたい。」
そんな方は是非一度当社にご相談くださいね。


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