あこがれの自然派ライフ!自然素材で健康住宅を建てよう4|木材の種類と特徴|後編

あこがれの自然派ライフ!自然素材で健康住宅を建てよう4|木材の種類と特徴|後編

2017年07月09日(日)6:00 AM

住宅の建築素材として重要な位置を占める「木材」について前回は5種類の代表的な木材をご紹介しました。今回は、ご紹介しきれなかった木材について引き続きお話しましょう。

・ケヤキ(欅)
大黒柱や柱などの構造材として多く用いられ、造作材としても好まれる木材で、価格帯は高価な部類に属します。強靭性、耐久性、木目のダイナミックな美しさが利点ですが、硬質であることと狂いが生じることから高い加工技術が必要なのも特徴です。和箪笥などの和家具、お盆、お椀など古くから日本人の生活のなかで愛用されてきた木材です。

・ブナ(山毛欅)
床板などの建築材に用いられることの多い安価な木材で、硬くて粘りがあるため曲げに強く、辺心材の区別がつかない淡黄色~淡褐色で肌目か精密なのが特徴です。施削性や接着性がよいため、タイル状にした材を組み合わせてフローリングに使用されることあります。
・ウォルナット(クルミ科・Black Walnut)
きめが細かく、丁寧に磨けば特に塗装を施さなくとも美しいツヤが出るものの、硬くて乾燥に手間がかかるため高級材として知られています。ドアや造作材、フローリング材として使用されますが、高価なため、内装材に使用する場合は化粧板に加工されたものが使用されることが多いようです。

・ファカルタ(南洋桐)
柔らかい材質な上、キメが単方向でないため裂けにくいという特徴から、扱いやすい材として知られています。価格帯は並で、ホームセンターでも入手できるDIYに向いた材でもあります。虫や腐蝕菌に弱いという欠点もありますが、保存薬剤処理を施したものも多く流通しています。

・アカマツ(赤松)
その名の通り、赤みの強い松です。松脂を多く含むので水分に強く、梁や敷居の摩擦部にも使用されることが多いです。価格帯はやや安価で、木目が鮮明なので造作材としても愛用される素材です。

いかがでしたか?今回はさらに5種類の木材をご紹介させていただきました。馴染みのある木からそうでない木まで様々な種類がありましたね。最近、木材にこだわった家がブームになっていますが、せっかく自然派ライフを目指すなら、自然にやさしくありたいですよね。「自然へのやさしさ」も考えるのであれば、できるだけ地場産の木材を利用したいものです。運送にかかるCO2の削減のみならず、地域の自然を健全に保つためにもその地域の林業を支えることにも繋がります。家族にも自然にもやさしい家をこだわりの木材を使って建ててみませんか?次回は木から離れて自然素材の壁材についてご紹介します。


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