資金計画を成功に導くポイント-その4.マイホーム購入の流れ-

資金計画を成功に導くポイント-その4.マイホーム購入の流れ-

2017年06月29日(木)6:00 AM

前回の記事では住宅購入に必要な住宅ローンの頭金のについて見ていきました。

これまでの記事で、住宅購入に際して、土地選びや業者選び、ローン選びなど様々な選択が必要であることがお分かりいただけたと思います。

 

しかし、住宅を購入された後に、「もっと便利な土地を選べばよかった」「ローンを借り過ぎて返済できない」なんて不満を漏らす方が多くいらっしゃるのも事実です。

そこで、今回はこういった不満を残さないために、無駄なお金を払う必要のないマイホーム購入の流れについてご紹介します。

 

 

①保険を見直す

まず、住宅ローンを借り過ぎないように資金計画を立てていきます。

この際、住宅購入後「もっと便利な土地を選べば良かった」「もっと広い家に住みたかった」などという失敗が起きないように、的確に予算を組むことが重要です。

 

そこで最初に見直されるのが保険です。

住宅ローンの支払いは長期間にわたるため、仮に無駄な保険に月1万円支払うとしても10年間で120万円支払うことになります。

このように無駄な保険に入り続けたまま予算を見積もると、実際より少なく見積もりすぎてしまい失敗に繋がるのです。

 

保険は加入時から見直す人が少ないので、加入時の条件のままでお金を無駄にしている方が多いこともあり、このタイミングで見直すのがよいと言えます。

 

②全体の予算を計算する

保険の見直しが終わり、住宅購入に使える予算が分かったら、次は全体にかかるお金を計算します。

これには、収入・支出、預金残高などの推移を数字で表すキャッシュフロー表というものを作成するのがよいでしょう。

具体的な作り方については、次回以降の記事でお伝えできればと思います。

ここで、前回の記事でもご説明した頭金を計算することになるので、本当に現在の予算でマイホーム購入に向かうかここで立ち止まって考え直すのもまた一つでしょう。

 

③土地・建築に回せる金額を計算する

資金計画には、土地や建物にかかるお金以外にも、税金などの諸費用が多くかかります。

これらの諸費用をしっかり計算して、全体の予算から差し引くことで施工や土地の購入に使える金額を計算しておくことが必要です。

 

④建築業者を選ぶ

③で計算した金額の範囲内で、建物を建設して土地を選ぶようにすれば、住宅ローン返済に追われる、といった失敗には繋がりません。

業者選び記事を参考に、自身の計画にあった業者を選びましょう。

 

⑤住宅ローンを選ぶ

家を建てる土地と建築業者が決まったら、最後に住宅ローンを選びましょう。

前々回見たように、状況によって固定金利がよいか変動金利がよいかなどが変わってくるので、自身の予算や資金計画と照らし合わせて適切な住宅ローンを選択する必要があります。

 

 

いかがでしたでしょうか。

住宅購入の流れについておおまかにお分かりいただけたと思います。

これらの手順を踏まえた上で、資金計画、業者選び、住宅ローン選びなど各工程に取組んでいきましょう。


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