施工業者選びを成功に導くポイント-その5.悪徳業者の見分け方-

施工業者選びを成功に導くポイント-その5.悪徳業者の見分け方-

2017年06月19日(月)6:00 AM

前回の記事では夢のマイホーム作りを任せられる業者選びの方法として相見積もりをご紹介しました。

「そこまでする必要あるの?」と思われたかも多くいらっしゃるのではないでしょうか。

実は相見積もりをしなければいけないほど、世の中には多くの悪徳業者がはびこっているのです。

今回は、そんな絶対依頼すべきではない悪徳業者を見分ける方法についてご紹介します。

 

書面にしないことが多い

予算の上限額を提示したのにも関わらず、建物の全貌を明らかにした構造図や仕様書を作ってくれない、打ち合わせ事項や営業トークを書面に残さない、といったことが挙げられます。

前者に関して、本来建物の全体像を明らかにした構造図や仕様書がなければ見積もりを行うことは出来ないのです。ま

見積もりが行えないはずなのに工事費は提示される、こういったケースを用いるのが悪徳業者です。

また、工種毎に内訳を明らかにした見積書を作ることは法律で定められてます。絶対に必要なことなのです。

さらに、このケースの劣悪な点は、こちらに証拠が残らない点にあります。工事費の根拠となる書類をもらえないため裁判になったとしても、勝てる証拠がないのです。

後者もこれに通ずるところがあります。打ち合わせ事項や営業トークを書面にしないのは、トラブルが生じた際に不利となる根拠を残さないためであります。

「自分に不利になるものはとことん残さない」これが悪徳業者の常套手段だと言えるでしょう。

 

やたらと前金やサイン、捺印を求める

仮契約、申し込みといった工程は、住宅を建てるにあたって存在しません。建て主が無知であるかを見極めるために、存在しない書類を作ってサイン・捺印を要求することを手始めに行う悪徳業者が多いようです。ここで建て主が無知だと分かれば、絶好のカモの発見につながるのですから、悪徳業者からすればしないに越したことはありませんよね。

また、どうせ返却するお金ならと、先に前金を要求してくることも多いようです。

こういった場合騙されて払ったが最後、納得して払ったと強制的に契約させられます。

契約を断っても200万~300万の違約金を要求し、先払いしたお金は違約金の一部として回収されてしまうのです。

こうした悪徳な手口な予防手段として、平成2012月にクーリングオフという制度が創設されましたが、整えられても使用者への説明は義務付けられていませんから、騙されてしまう建て主も多いのです。

 

 

いかがでしたでしょうか?

十分に吟味し比較した上ではこういった点に過剰になる必要はないのかもしれません。

しかし、今回紹介したポイントはどれも悪徳業者の常套手段であるので、これらを知っておくだけでも彼らのやり方にだまされる可能性をかなり減らせるでしょう。

正確な知識を身に付け夢のマイホーム作りを実現していきましょう。


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