土地選びを成功に導くポイント-その5.レインズの基本知識-

土地選びを成功に導くポイント-その5.レインズの基本知識-

2017年06月09日(金)6:00 AM

前回は土地探しの際に、自分で現地を確認する際のポイントについてご紹介しました。

しかし、自分だけでは手に入れられる情報に限りがあるので、売り手との間に不動産仲介業者に入ってもらい専門的な知識を補うことがほとんどです。

今回は、業者から情報を集める際に知っておかなければいけない、レインズというシステムについてご紹介します。

 

レインズとは

レインズ(REINS)Real Estate Information Network System(不動産流通情報システム)の略称で、売物件情報を全ての不動産会社で共有するシステムで、国土交通大臣が指定する4つの不動産流通機構によって運営されています。

このシステムの目的は、物件情報を広く流通させることで公正な取引を形成することで、不動産を売りたい人、買いたい人、貸したい人、借りたい人が物件情報を素早く提供したり、売却・賃貸物件を登録することで買主を幅広く見つけるために利用されます。

また、このシステムの情報は一般公開されておらず仲介業者のみが閲覧出来ます。それは仲介業者のビジネスの存在意義を保つためです。

 

レインズの未公開情報

大手でも小さな業者でも同じ情報を共有できるレインズですが、全ての物件情報がこのシステムに登録されているわけではなく、レインズには未公開の情報があります。

レインズにおける未公開の情報とは、仲介業者が良い物件と判断し手数料を発生させないように保護している情報のことです。

 

なぜならレインズに登録せずに売買を成立させると、売主だけでなく買主のからも仲介手数料を得ることが出来るからです。

レインズに登録するかどうかは、売り手と仲介業者が結ぶ媒介契約の種類と売り手の意志によります。この内一般媒介契約といった契約では、レインズ登録は義務ではありません。

ですので、言ってみればレインズの情報は未公開の間に売買だ成立しなかった情報だと言えます。

そして、レインズに登録される前の情報や登録する必要のない情報はそれぞれの仲介業者が握っているということです。

 

いかがでしたでしょうか?

不動産会社が持っている情報を共有しているレインズの仕組みと仲介業者のみが持つ情報があることをお分かりいただけたと思います。

次回の記事では仲介業者の選び方についてご紹介しますので、ぜひこのシステムのを念頭に入れながらご覧ください。


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