注文住宅の内覧会・引き渡しで確認すべきポイントとは?注意点をご紹介!
よく「家に帰るまでが遠足です。」と言いますが、同様に、「内覧会・引き渡しまで」が注文住宅建設です。
内覧会・引き渡しの時は、夢のマイホームが完成した嬉しさで夢心地になっているかもしれません。しかし後からトラブルに巻き込まれないよう、今のうちに、内覧会・引き渡しに関して押さえておきたいポイントをマスターしておきましょう。
■引き渡しのタイミングは大丈夫?
多くの場合、引き渡しの数日前に内覧会があると思います。
内覧会と引き渡しとの間に十分時間があるかチェックするようにしてください。
というのも内覧会は「新しい夢のマイホームのお披露目会」ではなく「家に不備はないかチェックするところ」だからです。
内覧会で発見された箇所を補修し、さらにそれで問題ないか確認する場合があることを考えると、内覧会から引き渡しまで、1、2週間欲しいところです。
もしもスケジュールについて住宅会社の人と話していて、あまりにも内覧会から引き渡しまでの日数が少ない場合は、「期間を延ばせないか?」と尋ねてみてください。
■特に注意が必要な引き渡しの時期がある!?
引き渡しの前に、家に問題がないか最終チェックする場、内覧会があるとご紹介しましたが、特に入念なチェックをした方がいい時期があります。それは、9月・12月・3月です。
住宅会社の多くはその時期に決算を控えています。その際売り上げを計上するのですが、「なるべく多くの額を計上したい。」と考えているのでしょうか、知らず知らずのうちに急いで住宅建設を進めてしまう会社があるようです。
最悪の場合、突貫工事、欠陥工事をしている場合があります。
大金を払って夢のマイホームを買ったのに家が問題だらけではたまりませんよね。
こうした被害に遭わない為にもこの時期の付近に引き渡しを受ける場合は、内覧会で特に入念にチェックをする必要があるでしょう。
■内覧会で見るべきポイント!
内覧会で入念に家の状況をチェックした方がいいと書きましたが、具体的にはどのようなことを見れば良いのでしょうか。
〇家は契約書通り?
まず、確認すべきなのは、建物が契約書にある通りに建てられているかどうかです。
これは極端な例ですが、一階のリビングに二階へとつながる階段をつけるはずなのに、実際は廊下に階段があったということになれば、せっかくのこだわりが台無しですよね。
満足のいく家を手に入れるために必ずチェックをしてください。
〇建物の仕上がりは問題ない?
建物の仕上がりに不具合がないかも重要なチェックポイントです。
例えば外壁にヒビが入っているかもしれません。
「もめるのも嫌だし小さなヒビだから。」と感じるかもしれませんが、外壁のヒビは防水性を損なわせることもあり、家の劣化を早めてしまいます。
そうならないためにも、慎重に行い、きちんと申告しましょう。
〇新生活の為にも寸法を測っておく
内覧会の後、家の引き渡しまで入れない場合があります。
そのため、内覧会の後に新生活に備えて新しい家具を買おうとしても、部屋の寸法が分からず買えない。ということになりかねません。
こうしたことを避けるためにも浮かれる気持ちを抑えて、部屋の寸法を測っておくことをおすすめします。
■家のチェックに必要な物とは
上で述べてきたように内覧会では入念に家をチェックしたいところです。
そこで内覧会であると便利な持ち物を紹介していきます。
〇メジャーや定規
先ほど述べた「設計図通りか」や「家具を入れるための寸法」を確かめるのに役立ちます。
〇懐中電灯
暗くなっている場所を照らすのに役立ちます。これがあれば、ちゃんと確認できる場所が増えることでしょう。
また、懐中電灯は照明や窓がない部屋を明るく照らすのにも使えます。これがあれば遅い時間帯でも安心ですね。
〇小さい鏡
見えにくいものを見るのに役立ちます。
例えば、空間が狭くて正面からは見えない場所に鏡を差し込むことで確認することができます。
また、一見暗くて見えないところでも、外からの光を反射させてそこに入れることで確認できるかもしれません。懐中電灯を忘れた場合に役立ちます。
〇ビー玉やペットボトル飲料
床が水平か確かめるのに役立ちます。
ペットボトル飲料では、液体の表面とペットボトルの底面が平行と言えるかに着目してください。
一般的な持ち物ではスマートフォンが役に立ちます。気になる場所があれば写真を積極的に撮って証拠を残しておきましょう。
また、内覧時には空調設備がない可能性があります。温度調整をするための工夫をしておくと比較的快適に内覧をすることができます。
じっくり冷静に内覧をするためにもこれらの設備がある方が良いでしょう。
■まとめ
以上、内覧会と引き渡しに関する押さえるべきポイントをご紹介しました。
一番大切なことは後悔がないように内覧会でじっくりチェックをするということです。
引き渡しの時期に注意しながら、内覧会の前にしっかりと準備をし、入念にくまなく家を見てくださいね。
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