注文住宅で必要な計画とは!? 資金面で失敗しないポイント

注文住宅で必要な計画とは!? 資金面で失敗しないポイント

2018年05月08日(火)6:00 AM

「経済的に安定してきたし、もうそろそろ注文住宅を建てたい。家は決して安い買い物ではないから絶対に失敗したくない。」
「家づくりの上で計画を立てた方がいいとは思うけれどもどうしたらいいか分からない。見当もつかない。」
このように考えている方は多いと思います。

確かに、注文住宅で失敗はしたくないですよね。
では注文住宅で失敗と言うと何を思い浮かべますか?家事がしにくいキッチンでしょうか?それとも過ごしにくい間取りでしょうか?

意外に見逃してしまいがちなのは資金に関することです。自分の理想を追求しようとするあまり予算がオーバー、結果として住宅ローンが家計を圧迫して生活が苦しくなるということがまま起こります。

特に、小さいお子さんがいる家庭では、将来、進学のためのお金をなるべく多く確保したいでしょう。それに、老後に備えた資金を残しておきたいのではないでしょうか。もしローンで生活を圧迫してしまっては、せっかくの「マイホームで家族幸せな生活が送りたい」という願いが台無しです。

将来、子供の教育面にも、その他娯楽にもお金を使えるような余裕ある生活をするためには、今のうちからの資金計画がとても大事になってきます。

そこで今回は注文住宅を建てるうえでの、金銭面の基本計画、つまり資金計画についてと、お金に関する注意点をご紹介します。

■資金計画では、まず予算を決める!

 

マイホームで資金計画を立てるには、まず何といってもお金をどれくらいかけていいのか把握することが重要です。
これがないと、後から「少し無理をしてしまったせいで生活が厳しくなってしまった。」ということになりかねません。
小さいお子さんがいる方でしたら、養育費に。将来のことを考えると老後の生活資金にお金が必要ですよね。
それらに回す余裕がある範囲でどれくらいお金が使えるのか把握しておきましょう。

使えるお金の量はご自身の収入や支出、預金残高などがどう出入りするかを計算するにはキャッシュフロー表を作成しましょう。
キャッシュフロー表とは、収入や支出、預金残高などの推移を具体的な数字で見ることができるものです。これを作ることで、あなたがいくらまでマイホーム購入に回して大丈夫か、住宅ローンはいくらまで借りて大丈夫かがわかります。
「面倒だ。」と感じるかもしれませんが、将来困ることがないようにちゃんと考えてみましょう。

 

■家以外にも費用が必要って本当!?

注文住宅を建てる場合、どうしても家本体や土地代にばかり意識を集中させてしまいがちだとは思いますが、それ以外にかかる費用も無視できません。
例えば新しく家を建てる時に登記をするのですが、それにお金がかかります。火災保険に入る場合、それにもお金がかかります。

このような雑費に気づかず、後から「もっとお金が必要だったのか!」と資金繰りに走ったり、思いのほか生活が苦しくなってしまったりするのは嫌ですよね。

そのため、事前に家づくりにかかる雑費を割り出し、どれくらい家本体と土地代に回せるのか計算しておくのが賢明でしょう。

■ローン選びも資金計画のうち

 

資金計画と言うと「どれくらいのお金を使うのか考える」ということを連想されると思いますが、それだけではありません。ローン選びも資金を考える上には大切なことです。

住宅を建てるうえではほぼ必須の住宅ローン。これらを返済する時には当然利子がつきます。その利子が曲者で、ものによっては返済額に数十万から数百万もの差がついてしまいます。

住宅ローンのタイプは実に様々で

・単利か複利か
・固定金利か変動金利か
・審査の厳しさ

などを考慮する必要があります。
入念な計画が必要と言えるでしょう。

 

■資金計画を立てただけでは駄目なことも!?

確かに、資金計画を立てることによりどれくらいなら使っても余裕がある生活が送れるかが分かります。
ですが、これだけでは満足でない場合があります。

どのような計画で家を建てるか考え、そのうえで見積もりを取った場合に「もう少し予算を上げればもっといい家が手に入る!」と予算を少しずつ上げてしまいたくなるかもしれません。
そうなると必要なお金がどんどん増えていってしまし、最終的に生活を圧迫することになりかねません。
こうなってしまっては、せっかく資金計画を作成した意味がありませんよね。

あくまで予算内でいい家を建てる、というスタンスを崩さないことで後々の生活が楽になります。

■まとめ

 

以上、お金に関する基本的な計画の立て方や注意点をご紹介しました。

・予算を決める
・家と土地代に使えるお金を割り出す
・ローンを慎重に選ぶ

このようなことが、計画を立てるのに必要で、

・予算を無暗にあげない

ということが、後々、生活を苦しくしないための注意点でした。

これらのことを参考にして資金計画を立て、後悔のない家づくりをしてみてくださいね!


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