自然素材の住宅の魅力とは!?ローコストで建てる方法はあるの?

自然素材の住宅の魅力とは!?ローコストで建てる方法はあるの?

2018年04月30日(月)6:00 AM

「家を建てるなら最高品質の家が良い」
「長く暮らしていける家にしたい」

このように、家を建てる場合は大切にしたいこと、重要視することがあると思います。

 

現在は、使う素材や建築方法なども多様化し、様々なお家が誕生していますが、共通していえるのは「丈夫で安心」、「快適に過ごせる」家を多くの方が望んでいることです。

 

ハイテクな設備が整っている、デザイン性が高い、そんなお家ももちろん素敵ですが、ここでは丈夫さや安心感を追求したい方にぜひおすすめしたい「自然素材で造られた住宅」の魅力についてお話しします。

○ 自然素材の魅力

自然素材の住宅といわれて何を想像されますか?
多くの方は木造の住宅を想像されると思います。
もちろん木造の住宅も自然素材の住宅ですが、これだけではないんです。

 

自然素材は木に限らず、原材料をできるだけ加工せずに自然なまま利用する材料のことをいいます。
切り出してきた木材や石灰が原料の漆喰、庭に配置する石や植物なども自然素材です。
そういった素材は、自然のものをそのまま使うからこその魅力が満載です。こ
こからは、自然素材を使う家の魅力をお話しします。

 

・ とにかく快適!
自然素材は、自然の中で私たちと同じように呼吸をし、水を吸い上げ、生命を維持しています。
こういった素材は、家の材料として切り取られても人間と同様に呼吸をし、ずっと生き続けるのです。
命を持った素材は、生活していく中で温度や湿度、空気感などに応じて形や風合いを変化させます。
このような自然素材独特の働きが、家の中の独特な風合いや味を見いだし、住宅を唯一無二の存在にしていくのです。

 

人間が人工的に作った、化学素材は呼吸もしていませんし、生きているわけでもありません。
生命の温度を感じられるのは、自然素材特有の魅力なのです。

 

 

また、木でできた床はすべすべで、夏はひんやり冷たく冬は暖かく過ごせます。
これは、コンクリートや鉄に比べ、熱伝導率が小さいことが理由です。
また、断熱性にも優れているので、外気の気温を効果的にシャットアウトしてくれます。

 

・ 丈夫で長く暮らせる
木材は特にそうですが自然素材は、周囲の環境に適応する働きがあります。
地震による揺れや、台風による風が家を襲ったとしても、木はしなることで、壊れずに立ち続けます。
金属や鉄筋コンクリートは木に比べて丈夫といわれることもありますが、木やその他の自然素材は衝撃を吸収することで、長い間しっかりと家を守り続けられるのです。

 

・ 健康にいい!
自然素材の住宅は、人的に有害な価格素材を一切使わないことから、お子様や高齢の方にも非常に安心してご利用いただけます。

「シックハウス症候群」という言葉を聞いたことがありますか?

 

シックハウス症候群とは人的に有害な化学物質によって、家の中の空気が汚染され、住人に喘息やアレルギー反応等の症状が現れることをいいます。

では、なぜわざわざ有害な化学素材を使う必要があるのでしょうか。

 

それは、住宅をできるだけ機密に、断熱性に優れたものにしようと開発が進められたためです。
断熱材や壁材のコストを削減し、機能を高めようとした結果、有害な化学素材が生まれてしまったのです。

 

化学素材に比べ自然素材は、コスト自体かかるものの、自然由来ですので有害物質を発することがなく、安心感が格段に違います。
ご家族に幼いお子様や高齢の方がいる場合、有害物質の体への影響は計り知れません。
健康な体で快適に暮らしていくためにも自然素材はおすすめです。

 

○ ローコストで建てられるワケ

先ほどもお話ししたように、自然素材は環境や体に優しく快適な一方で、少々コストが多くかかってしまいます。
しかし、工夫さえすれば、自然素材でも低コストで家を建てられます。
ここからは、低コストで自然素材の家を手に入れるポイントを2つお話しします。

 

・ 費用の内訳を理解する
家の費用がどのようにして決まるのかご存知でしょうか。
家の価格は材料費だけで決まる訳ではありません。[1.工事に使う設備費、2.家の材料費、3.家を造る大工さんの人件費]の合計が家の価格になります。

 

・ 設計はできるだけシンプルに!
ローコストの家で注意すべきなのは、家の材料費を削減する家作りです。
住宅の質は初めに使われる材料の質と、施工技術で決まります。

 

コストを抑えたいあまり、低い品質の材料を使ってしまえば、今後長持ちしない、劣化が早いお家が出来上がってしまいます。
コストを抑える際は、材料費のコストカットを考えるのではなく、長持ちする設計を考えることが重要なのです。

 

 

「工事に使う設備費」や「大工さんの人件費」は、工事期間が延びれば延びる程かかってきます。
つまり、これらのコストを抑えるためには、工事を短期間に済ませることが重要になってくるのです。

工事期間を短くするには、高度な技術が問われる複雑な設計デザインにするのではなく、工事の難易度が低いシンプルな造りを採用することが鍵となってきます。

 

家の質や快適さは、デザインの複雑さや工事の難易度からもたらされるものではありません。
ローコストでお家を建てたいという方は、ぜひデザインについても考えてみてはどうでしょうか。

 

今回は、自然素材の家の魅力と、ローコストで家を建てるためのポイントについてお話ししました。
「安心で快適なお家にしたい」という方は、自然志向の住宅を検討してみましょう!


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