ローコスト住宅で丈夫な外壁材は!?超低価格な壁材サイディングとは
「マイホームが欲しいけど、ローンを払っていかなければいけないとなると家計が心配!」
このように、新しくお家を建てることを検討されている方にとって、コストの問題は非常に重要ですよね。
ですが、デザインや広さなど妥協したくない点が皆さんにはおありだと思います。
そこで、予算を抑えられるのが外壁です。
壁材は家全体を覆っているため、この価格1つで家の価格は大きく変わります。
「サイディング」と呼ばれる壁材をご存じでしょうか。
サイディングは現在、名前こそあまり知られていませんが、多くのご家庭で使用されており、価格を抑えつつもデザイン性、質ともに納得のいく家にすることができます。
○サイディングって何!?
サイディングとは、セメントや金属から作られる外壁素材のことです。
そもそも外壁の施行方法には「湿式」と「乾式」の2種類があります。
塗り壁やタイル貼りはこの湿式施工で作られています。
水分を用いたモルタルなどで塗られています。
この施工法は通気性・透湿機能に優れた塗料を用い、通気性が良く屋内外の温度差を最小限に抑えられます。
一方の乾式は水分を一切用いず工事を進める方法です。
そのため雨風や日射に強く、防水耐候力に優れています。
サイディングはこの防水耐候性に長けている乾式工法の際に用いられます。
〇サイディングの特徴
サイディングは「サイディング板」とよばれるセメント・金属製の板を壁に貼付けます。
一般的にイメージされるように、塗料を壁に塗るわけではありません。
このサイディング板は形が何種類かあり、好みのものを選ぶことができます。
人気のものを2種類ご紹介します。
・レンガ型・正方形
長方形や正方形のものは、レンガ風にカラーリングをして暖かみのある外壁を演出したり、あえてホワイトやグレー調にしてシックな石壁のようにしたりするのが人気です。
どちらも、レンガを一から積み上げて作ったような、本格的な外装になりますので、かなりのクオリティが期待できます。
・長い長方形
レンガ調のものに次いで人気が出てきているのは、高さのある長方形のサイディング板です。
もとから、この形状のサイディング板はカントリースタイルで多く使われており、北欧の木造建築がもとになっているといわれています。
この形の板材を用いると、カントリー調の優しい自然の風合いを演出した住宅になります。
また、最近では黒に近い紺やグレーのカラーリングでこの板材を使うスタイルが人気を集めています。
また、この形のサイディング材でマリンブルー、ブルー調のホワイトのものは、サーファーズハウスにも取り入れられることが多くなっています。
もともと木造のサーファーズハウスの課題であった「劣化のしやすさ」を解決してくれる板材として重宝されています。
○サイディングのメリット
サイディングはデザイン性が高く防水耐候性に優れていることはおわかりいただけたと思います。
それらとは別にサイディングには様々なメリットがあります。
ここからはそのメリットについてお話ししたいと思います。
・工事価格が安い
サイディング板はレンガやタイルに比べ、一枚あたりの単価が非常に低くお手軽です。
また、種類もかなり豊富なので、希望に合った板を低価格で選ぶことができます。
初期費用はタイル工事に比べ、サイディング工事の方が100〜200万円程度安く、100〜150万円程度です。
ただし、メンテナンス費用は高価で、総入れ替えの工事等ですと200万円近くかかる場合もあります。
・品質が安定している!
塗り壁のように職人さんが現場で施行する方法と比べ、サイディング工法はあらかじめ工場でつくられた板材を用いて貼りつけます。
これにより仕上がりがかなり安定するというメリットがあります。
以前までは職人さんの技術に左右されやすい塗り壁工法が主流だったため、「イメージと違う」、「技術に納得できない」という方もいらっしゃいましたが、そのようなことが無くなるのもこの施工法の魅力の1つです。
3.施工期間が短い
先ほど説明しました「湿式」と「乾式」の違いなのですが、サイディングは「乾式」工法のため、水分を使うことなく板を貼付けていきます。
そのため、塗り壁のように乾燥のために必要な時間が不要となり、施工期間が大幅に短縮されます。
湿式と乾式共に施工期間は2週間程度といわれていますが、サイディングは一般的な湿式工事に比べ天候の影響を受けにくく、非常に効率的です。
〇まとめ
サイディングには種類・デザインが豊富な他、施行時間が短く、お手頃な価格、安定な品質、防水耐候性などたくさんのメリットがあることがおわかりいただけたと思います。
耐用年数が10年弱と普通の外壁塗装より少し短めになってしまうものの、耐用年数から見たコストパフォーマンスは優れています。
デザインや機能にこだわった家を建てたいけれど、予算を抑えたい方は、外壁をサイディングにすることを検討してもよいのではないでしょうか。
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