ローコスト住宅のデザイン、3階建て住宅って実際どうなの?

ローコスト住宅のデザイン、3階建て住宅って実際どうなの?

2018年03月25日(日)6:00 AM

皆さんこんにちは。
「都会にマイホームを買いたい」
「でも広い土地は確保できそうにない」
そんなお悩みを持っている方はいらっしゃいませんか?
その悩み、「3階建て住宅」という方法で解決できるかもしれません。
しかし、3階建て住宅の数は2階建て住宅に比べて少ないので、実際のところどうなのかという疑問を抱くかもしれません。
そこで今回は、「3階建て住宅のメリット・デメリット」についてお話します。

【3階建て住宅のメリット】

まずは3階建て住宅のメリットについてです。

○都心だと価格が比較的低い

都心で住宅を建てるとなったときに、予算をかけなければならないのが「土地代」です。
例えば、2017年の佐賀市の地価平均は45855円/㎡です。
一方、嬉野市は21456円/㎡です。
このように、地域によって、土地の価格が異なっており、その差は2倍や3倍近くなるという地域もあります。

 

この差は交通の便や住みやすさに関係して変動しています。
通勤や子どもの通学を考えると、都心に住みたいという方も多いと思います。
しかし、あまり土地代に予算をかけてられないという方がほとんどでしょう。

 

3階建て住宅は横に広い住宅ではなく、縦に長い住宅なので、土地代がそこまでかかりません。
土地代と建築物代を合わせた金額でみると、価格は低いと言えます。

○耐久性も安心できる

ここで、「縦に長いと耐久性が低いのではないか」という疑問が出てくると思います。
しかし、耐久性に関しても問題ないと言えます。
というのも、3階建て住宅という考え方が登場してから約35年が経ちますが、年々そのルールは厳しくなってきているからです。

 

例えば、建築基準法の改正により、構造計算が必須となりました。
構造計算とは、簡単に言うと、専門的な計測器具を用いて、どこにどれだけの耐力壁が必要になるのか、どの程度の柱が必要になるのかを計算することです。
構造計算を行っているという点で、安心感がありますよね。

 

また、施工基準も2階建て住宅より明確なので、その点でも安心です。
耐久性の心配は無用だと言えます。

○デザインできる空間が増える

3階建て住宅なので、当たり前ですがデザインできる空間が3つあります。
つまり、3つの異なる価値観をマイホームで表現できるのです。
例えば、1階には和室という和の空間を配置して、2階は洋風な生活空間、そして3階は家族それぞれの自室というように、3つの異なる空間をデザインできます。

○冬は3階がとても暖かくなる

暖かい空気は上にいきます。
だから、冬には3階に暖かい空気が集まり、快適に過ごせるようになるでしょう。
3階に寝室があるとすると、暖房器具をつけなくてもある程度快適な温度でリラックスできると思います。

【3階建て住宅のデメリット】

続いてデメリットを見ていきます。

●階段が急になる

3階建て住宅は土地が比較的狭いという特徴があります。
土地が狭いということは、空間を最大限に有効活用しなければなりません。
だから、階段を廊下の代わりになるように設置する必要が出てきます。
そうなると、階段が急になるという可能性があります。

●光熱費が1.5倍になるかもしれない

2階建て住宅に比べて、1つ階が多いので、その分の光熱費がかかってきます。
1階、2階と同様に冷暖房器具を3階にも取り付け、稼働させるとなると、光熱費がそれだけかかってくるということも覚悟しなければなりません。

●生活動線が複雑化する可能性

例えば、1階に風呂場、2階にリビングやキッチン、3階に自室という配置にすると、朝起きて、お風呂でシャワーを浴びて朝食をとるという動作を行うためには、3階から1階に降りて、2階に戻ってこなければなりません。

 

また、家事をするにしても、1階に洗濯機があると、洗濯機から洗濯物を取り出し、日当たりの良い3階に上がって干して、終わったら2階に降りて食事を作るというように、生活動線が複雑になります。
それでいて、階段が急になる可能性もあるので、ある程度の体力が必要になります。

●夏は3階がとても暑くなる

最後のデメリットは、4つ目のメリットの逆です。
暖かい空気は上に溜まるということは、夏になると、3階はとても暑くなると予想できます。
暑くなるとその分冷房器具に頼らなければならなくなると思います。
そしてその分の光熱費がかかってくるというデメリットの覚悟も必要です。

【さいごに】

今回は、3階建て住宅のメリット・デメリットをご紹介しました。
メリットがあれば当然デメリットがあります。
もちろんこれは3階建て住宅に限ったことではなく、2階建て住宅でも言えることです。
重要なのは、メリットもデメリットも知った上で、メリットとデメリットのどちらが大きいのかを判断することです。

 

自分の生活スタイルや経済状況、様々な要素から分析して、納得のいくマイホームを建てるというのが理想です。
じっくり検討することが大切でしょう。

 

また、自身で検討するのが難しいという方は、ぜひ当社にご相談ください。
お客様が納得できるマイホーム造りをサポートいたします。


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