ローコスト住宅を建てるなら外壁にこだわりましょう!
皆さんこんにちは。
マイホームを建てるときに、何を重要視しますか?
「デザイン」「内装」「住宅ローン」などなど、個人によって様々ですよね。
では、「外壁」を重要視する人はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
ほとんどいないと思います。
というのも、外壁はどれも同じだと思われがちだからです。
しかし実際は、種類によって特性や用途はかなり変わってきます。
そこで今回は、ローコスト住宅の外壁についてお話します。
【外壁の種類】
○窯業系サイディング
窯業(ようぎょう)系サイディング(建物の外壁に使用する板)は、現在のおよそ7割の住宅に使用されている外壁です。
これは、セメントと繊維質や無機物を混ぜて板状に形成した、タイルや石積み風のデザインの外壁です。
特徴としては、機能面でのバランスが優れていて、特に耐震・耐火効果が期待できます。
そのため、地震の対策を講じようと考えている方にオススメです。
注意点を挙げるとすると、5年ほど経つと継ぎ目が劣化し始めるという点です。
劣化すると、ひび割れの直接的な原因となり、耐震性も低下してしまいます。
こまめなメンテナンスが重要になってきます。
○金属系サイディング
ガルバリウム鋼板という軽い金属でできたサイディングです。
軽い分だけ住宅にかかる負荷も少なく済みます。
金属系サイディングは見た目がスタイリッシュなので、おしゃれな外観を作ってくれます。
また、機能面では断熱性・防水性に優れています。
例えば、比較的寒い地域に住む方には、断熱効果としても、外壁の凍結防止効果としてもオススメできます。
注意点としては、雨によるサビです。
金属でできているので、どうしても雨にさらされているとサビができてしまいます。
窯業系サイディングよりもメンテナンスの必要があると言えます。
○ウッドサイディング
天然の木に塗装を施した自然素材のサイディングです。
特徴としては、木本来の温かさが挙げられます。
都会にいながら自然を感じたいという方にピッタリです。
また、断熱機能も発達しており、冷暖房器具では調節できないほど細かな温度調整によって、暖か過ぎず、涼し過ぎないという、人間にとっての適温を実現できます。
デメリットとしては、天然の木でできているため、木材の反りや割れが生じるかもしれないということです。
やはりメンテナンスは欠かせません。
○タイル
粘土や陶土、石材を砕いて、焼き固めた外壁材です。
西洋の雰囲気が出るので、おしゃれな外観となります。
機能の観点から言うと、耐候性に優れているのに加えて、基本的にメンテナンスが必要ないという機能的メリットがあります。
ただ、タイルの接着状態が悪いと、タイルが剥がれ落ちてしまうという可能性があります。
この剥がれを直すのには多額の費用がかかります。
○漆喰
水酸化カルシウムと炭酸カルシウムでできた外壁材です。
水酸化カルシウムは二酸化炭素を吸収することで硬化するという性質を持っています。
時間が経つにつれて硬くなって行くのが特徴です。
また、耐インフルエンザ性があるということも人気の要因のひとつです。
注意点としては、傷がつきやすいということです。
傷がつくと外観を崩す原因にもなるので、注意すべきでしょう。
○モルタル
セメントと砂を混ぜ合わせたものに水を加えて練られた外壁材です。
万里の長城や古代ギリシャの建築物にも用いられたという、倒壊に強い資材になっています。
特徴は、耐震性・耐久性に優れているということと、外観に一体感が出るということです。
耐震性・耐久性は古代の万里の長城が未だに倒壊していないことからも想像できると思いますが、かなり強固なものとなっています。
また、外観の一体感については、塗り壁という特質を活かしたメリットになっています。
ただし、塗り方や施工の技術によって完成度が変わるので、品質が職人の技術によって上下します。
○ALC
軽量気泡コンクリートとも言われるこの外壁材は、珪石やセメントといった人体に無害な資材を使っているので、健康に配慮した素材だと言えます。
ALCはコンクリートにできなかった軽量かつ耐久性が強いという性質を実現したものです。
パネル内に無数の気泡があるので、衝撃にも強く、断熱性にも優れているなど、機能性が非常に良い外壁材です。
赤ちゃんの健康を考えた素材で、かつ大きな地震にも耐えられる外壁を求めている方にオススメです。
ただし、耐水性という面ではやや劣ります。
雨に濡れて、塗装が剥がれてしまうと塗り替えが必要になります。
また、他のサイディングと比べると高価だという点も注意点です。
【さいごに】
今回は、ローコスト住宅の外壁についてお話しました。
今回ご紹介しただけでも7種類の外壁材があります。
もちろんご紹介したように、それぞれでメリット・デメリットが異なってきます。
お客様の目的に合わせた外壁にすることが、家を守る面でもコストの面でも重要になってきます。
ぜひゆっくりと検討してみてください。
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