注文住宅をローコストで建てるには?安く内装が充実したお家を建てるための6 ヵ条
「家を安く建てたいが、内装が適当になるのは嫌だな」、「内装も価格も欲張りたい!」。このような願いをお持ちの方はたくさんいらっしゃると思います。事実、ローコスト住宅の需要は高まってきています。
家づくりを考えている方の多くは35歳前後で、生活の質と共に節約に関しても非常に関心が高いといわれています。ただ安ければ良いというものではなく、高品質のものをできるだけ低コストで手に入れることが最大の目標という方はかなり多いのです。
内装もこだわりつつ、ローコストで家を建てるにはいくつかのポイントを抑えておくことが必要です。そこで今回は、こだわりを詰め込んだ注文住宅をローコストで建てるためのポイントを6つご紹介します。
○ローコスト住宅を建てるための6ヵ条
1:家の形は正方形・長方形・L字型に
立方体のお家はスタイリッシュでおしゃれだ、と一時期注目を集めましたが、これは単におしゃれだということだけでなく、コストカットを追求したローコスト住宅の基本形です。複雑な形の住宅に比べ外壁の面積が最小限に抑えられること、構造が単純で材料費も大幅にカットすることができること、難易度の高い施行が不用なことがコストカットにつながるのです。
家の土地との設置面が正方形、もしくは長方形、L字型の住宅ですと、工事が比較的簡単に進められ、外壁の面積も最小限に抑えることができるため、コストカットが期待できます。
2:短辺開口は2,730mm以下に
短辺開口とは、ドアから入る入り口とは別の入り口のことを指します。例えば、リビングとダイニングが続くお部屋をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。2つの部屋の接続部が開口です。とくにリビング・ダイニングをつなぐ開口ですと、開放的に広くしたいとお思われるかと思います。
しかし、この開口部が広すぎるとコストがかかってしまうため、ローコスト住宅では目安を定めています。2.73m以下に開口を設定することで大きくコストダウンが図れます。
また、開口が広すぎると住み始めてからも冷暖房があまり届かない、効率的に温度管理ができないなどのデメリットの要因になりうるため、長期的に見ても非常にお得な選択であるといえます。
3:設備メーカーにこだわらない
「水回りの設備は以前住んでいた家と同じメーカーに引き続きお願いしたい」、という方もいらっしゃるかと思いますが、コストカットを目指すのであれば、設備メーカにはあまりこだわらない方が良いでしょう。
工務店に工事をお願いする場合、メーカーからの値引き率は地域やお店によってかなり異なります。建築を依頼したお店で推奨されているメーカーにお願いするだけで設備全体の20%前後はコストカットが見込めるため、依頼する業者に確認をとってみましょう。
4:家具は既製品のものに
これはご存知の方も多いと思いますが、家の造りに合わせてオーダーメイドの家具を取り付けるのではなく、間取りに合った既製品を探してくるのが、最もコストを抑えられる家具選びの方法です。家の規格に合わせたつくり付けの家具ですと、家具職人が1つ1つ手作業でサイズを調節して取り付けます。
一から作るオリジナル製品が、大量生産されている既製品に比べ高価格なのは当たり前です。コストカットを目指したいという方は、家具選びからこだわりましょう。また部屋の間取りを一般的なサイズにすることで、家具選びの難易度も大きく異なります。
既製品の家具は、一般的なお部屋の形・サイズを想定して作られます。これらの規格にマッチするよう、部屋の形もシンプルなものにしておくと効率的にコストを削減することができます。
5:水回りはまとめて道路から近い場所に
水回りは配管を引いてこなければならないため、最も工事の手間も時間もかかる場所であるといわれています。浴室やキッチン、手洗い場、トイレといった水道管が通る場所は、可能な限り一箇所に集結させましょう。
こうすることで、無駄に長く配線を引く必要もなく大幅なコストカットが期待できます。また、水道管の多くは道路下を通っており、そこから家庭へ水道管を引くのが一般的です。長い配水管がハイコストになる大きな要因です。水回りの設備は一カ所に、そしてできるだけ道路に近い場所に作るようにしましょう。
6:各部屋のドアの数は1つに
部屋にいくつも入り口や窓があると、開放的で移動もスムーズですよね。しかしこれらが多いとそれだけ建築費や、材料費がかかってきてしまいます。特にドアは設置するだけでもかなり手間がかかりますので、数は最小限に、規格も1つに定めておくことがコストカットの秘訣です。
今回は、ローコスト住宅を実現させるためのポイントをお話ししました。安く家を建てるにはとにかく家の基本的規格をシンプルにすることが重要です。ご説明したローコストのためのポイントの中には、「建築の質を下げなければならない」といったことは記載しておりません。
つまり、ローコスト住宅だからといって家の質も低くなることは決してないのです。今回お話ししたのは目に見えない、設計の面からコストカットを見込めるものです。節約できるところはとことん節約し、最高品質のマイホームをローコストで手に入れてみてはいかがでしょうか?
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